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2008.06.11 18:17
ヘアカラー剤の説明
ヘアカラー剤の説明
今日は一般的な酸化染料(パーマネントカラー)を説明しますね。
ヘアカラー剤、には1剤と2剤があります
1剤の主原料
ジアミン系の染料(パラフェニレンジアミンなど)、とアルカリ剤
2剤の主原料
過酸化水素水
この2つを混ぜ合わせます
1剤に2剤を混合し毛髪に塗布するだけですが、
毛髪の中ではどのような化学変化がおきているのでしょうね?
簡単に説明しますと、
2剤の主剤である過酸化水素は1剤中のアルカリの影響をうけ分解し酸素を放出します。
酸素は毛髪に漂白作用をもたらします。
酸化脱色は
発生基の酸素を利用し非常に強い酸化力によってメラニン色素を漂白します。
これも2剤の発生基の酸素の影響で、1剤中にあるジアミン系色素が酸化され
ジアミン同士がくっつきあい色が見えるようになります。
これを酸化重合といいます。
ジアミン系色素は色素中間体といい単体では色はありません。
お互いにくっつきあって初めて色として見えるのです。
一般的なカラー(アルカリカラー)は毛髪のメラニンを漂白する作用と染料を発色させる2つのことを同時に行っています
この場合の問題点
漂白と染着を同時に行った場合どの程度漂白し染着されたか見えません。
白髪染めは漂白をあまりしていないのでしょうか?
暗めの白髪染めでも漂白作用はかなりあり漂白した分だけ色素が入る為に結果として暗めに染まります。
アルカリの残留、過酸化水素の残留、により毛髪がダメージを受けていく
いかがでしょうか?簡単に書きすぎですか、それともわかりにくかったでしょうか?