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こんにちは、髪風船です、
今日は、パーマ液(縮毛矯正液の話です、業界外の方にはわからない話ですが、
雰囲気情勢だけでもわかってもらえば良いかな~と思います。
一昔前までは、チオグリコール酸、システィンなどのパーマ液が主流でした、でも、平成21年日本パーマネントウェーブ液工業組合の自主基準の改訂により化粧品基準の還元剤を配合した商品が各社より発売されました。
コスメ系パーマ、化粧品でかけるパーマなんて宣伝見ると思いますが、登録基準の違いで医薬部外品還元剤、と化粧品用還元剤と分類されています。
還元剤です、髪の結合を切る、1剤ですね、分類は違っても、所詮、還元剤ですよ。
その分類だけ書いておきますね
医薬部外品登録還元剤としては、
チオグリコール酸(アンモニウム、モノエタノールアミン)Lシステイン、アセチルシステイン ほか略
化粧品用還元剤としては、
システアミン、スピエラ、チオグリセリン、亜硫酸Na、チオ乳酸、グリセリルモノチオグリコレート(GMT)などがあります。
それぞれ特徴があります、各メーカーは1種類の還元剤だけではなく、複数の還元剤を配合することで、各還元剤の特徴を利用し、カールを形成しようとしています。
私たち美容師は、それぞれの還元剤の特徴をよく知り、使いこなすことが要求されているのかと思います。
良く宣伝にに見受けられる、「化粧品でパーマかけるから全く傷まない!」的なくだらない宣伝には決して騙されないでください!!
たしかに新規化粧品登録還元剤は、中性域でしっかりパーマがかかる剤もあります、逆にアルカリに振れると従来のチオグリコール酸など医薬部外品の製品より還元力は増し強くかかりすぎる剤もあります。髪質によっては失敗も十分考えられるということです。
今や、各メーカーいろんな種類の還元剤を組み合わせて、たくさんの製品が出てきています。
私たち美容師は、その謳い文句に躍らせられることなく、薬品のスペックを良く理解把握して使いこなく能力が求められているようにも思います。
今日はちょっと難しくなりましたが、今、剤の特性研究が面白いです。
また面白いデーターなどでましたら、ブログにも書きますね。(できるだけ分かりやすく書けたら良いのだが)