最高の技術でお客様の
ご希望に幅広く対応します。
正直、技術解説ネタは、あまり好きではありません。
自己満ブログになりそうで、当ブログを見てくれている方のほとんどは、素人の方かと思います。
書くのもお客様目線で分かりやすく書こうと心がけてはいるのですが、
たまには技術ネタもお付き合いください。
と言う事で今日は髪風船で使用している、薬品の紹介です。今や、業界では、パーマ液(縮毛矯正液)も毎月みたいに各メーカー新製品のオンパレードです。別に新製品と言っても、医薬部外品、化粧品登録の製品と多様化はしていますが、決まった薬剤範囲内です。それらを工夫してより使いやすいようにまた色んな添加剤で感触を良くしたりと各メーカーとも、しのぎをけっずているのでしょう。
でも、現場の臨床師としては、メーカーのうたい文句はさほど関係ありません、自分の知識とテストによりその薬品の特徴を知る事かな~と思っています。特に縮毛矯正に関しては25年のキャリアですので、ブランド名称こそ変えていませんが、正直使用薬品は180度、時代と共に変化しています、常に自分なりの研究で先端を言っている、との自負はあります。もちろん技術と言うのは、薬品のみでやる事ではなく、そのテクニック、感覚でやっているという事は言うまでも無いことですが。
さて前置きはこの辺にして、髪風船でのテーマは極端に強い癖から極端に傷んでいる髪まで対応する事
あっ、これはパーマデジタルパーマでも同じ事です。
キーワードは『還元と軟化の分離』、『低アルカリ、高還元』の薬品使用です。
う~ん、分からないでしょう?コレだから、技術ネタはイヤなんですよね。
普通は硬い髪(強い癖)には高アルカリの薬品を使用するものなんですね、コレをいかに中性域で出来ないか?低PHでもしっかりパーマをかけられないか?
ペーハー、酸性アルカリ性を示す言葉ですねイオン濃度指数ですか?
簡単に言うと、このPHを3.5(酸性)~7(中性)で仕事をする事です、
酸性域のパーマ液というのはPH3~4でかかると言われているのは現時点ではスピエラだけです。全く軟化膨潤させませんから非常に低ダメージです、この分野では最高の薬品でしょう、ハイダメージ毛、ビビリ修正にはもってこいの製品です、でも軟化しませんので、アルカリの併用も必要かも知れませんね。
次に中性域で最も還元効率が良いのはシステアミンです、これは非常に使える薬品で、今やほとんどのメーカーが配合しています。
なにか、ココだけ聞くと良さそうですが、やはりアルカリを配合したものに比べると還元は落ちるし、しっかりした髪には掛かりは弱くなりますその上、1番危険なのが、システアミンなどはアルカリが強くなると、従来のチオ、パーマ液より、よっぽどかかります、はっきり言って傷みます。この辺がメーカーの宣伝文句、『システアミンは化粧品登録で髪が傷みません、』なんて馬鹿みたいな売り文句に騙されやすいのですね。
う~ん、やっぱり話がまとまらない。要はもっと酸性域~中性でウェーブ効率を上げられないか?と言う事です、
1、髪風船では、硬い髪には高還元で中性域の薬品を使ってます。
2、普通の髪、傷んだ髪には中程度還元で酸性域~中性域で調整します。
3、さらに状況にあわせてアルカリ剤の使用もあります。(軟化を目的とします)
今回のは、その2がテーマです、長くなりますので、次回に画像で説明しますね。