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ご希望に幅広く対応します。
前々回から美容師さん向けの記事になっています、分からないと思いますが、あと少しのお付き合いを!
今日はビビリ修復の方法で美容師さんに質問を受けました、
前回からブチロラクトンチオール(スピエラの薬品記事を書いていますが、)これはかなり前から、ビビリ修正に使用したテクニックをブログで連載しています。
そこで、他店の美容師さんですが、お電話での質問
同じ要領でスピエラを使って
ビビリ修正にチャレンジ!!
残念ながら全く修正が出来なかったとの事、よくよく聞いてみると、酷いビビリで、スピエラだけでやってみたと言う事です、時間は約20分放置。
う~ん、残念です。
私が思うに、スピエラは完全酸性域での還元剤ですから、軟化をしません、ビビリ状態と言うのはある意味タンパク変性、タンパク硬化現象でしょう、ギジギジに硬くなっています、単純にパーマみたいに還元でS-S結合を切れば良いというだけでもないみたいですね、髪の結合には還元剤によるシスチン結合、アルカリによる塩結合イオン結合、水による水素結合でしたっけ?
これらをうまく使って、髪を一旦必要最小限度柔らかくしないといけません、コレには適当なアルカリが必要です。そう、必要以上に膨潤させない還元と、硬くなった髪を柔らかくして整形しなおさないとうまく行かないと思います
コレには先ほどから言っています、還元と軟化 のバランスが必要と言う事ですね、確かにビビリ修正は難しい技術で危険もいっぱいです、でも怖がりすぎてうまく行かない原因のほとんどが軟化不足にあるみたいです。
前回の記事でも紹介したみたいに、薬品の力バランスを知ることが大変重要なのかなと思っています。
単に理論ではなく、髪の見極め、実験、経験による、薬品の特性パワーを知る事、還元軟化度を知る指先の感覚なんでしょう?