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間が空きましたので、復習も兼ねて、最初からまとめてみたいと思います。
髪を明るくすると言うのは、髪が持っているメラニン色素を漂白するブリーチと、
ヘアカラーなどで黒く染めた色素を取る脱染と言う物があると 理解して下さい。
前々回は今出ている薬品のペーハーの検証でした、
そして次に、実際の薬品テストです。(ブリーチ力のテスト)
左は、今、美容業界で使われている、強アルカリと過硫酸塩の脱染剤です、
真ん中はクリームライトナー一般的なブリーチ剤です、
右は、当店で使用している酸性の脱染剤(過硫酸塩のみ)です。
2液の過酸化水素水はそれぞれ3%使用のタイムは自然放置20分です。
いかがですか?
結果として、ご覧の通り、
業界に出回っている、脱染剤は、カラーの色も取りますが、髪のメラニン色素もかなり強力に漂白するという事です、ハイ当然傷みます。
真ん中のブリーチ剤は、ブリーチ(髪のメラニン色素は漂白)します。
右の酸性脱染剤は髪のメラニン色素の漂白はほとんどしません、傷まずにカラーの色素を抜く事が出来るという事ですね。
次に実際のそれぞれのヘアカラー色素の脱染料の能力を見ましょうね。
ご覧の結果になりました。これ私の頭です。
画像は見にくいですが、
左の一般的な強アルカリ脱染剤は激しく明るくなっています。
強力に脱染していると言う事です、
真ん中のライトナー(ブリーチ剤)はほのかに明るくなっています、ほとんど脱染力はない感じです。
右の酸性脱染料剤はやはり明るくなっています、脱染効果はあります。
さて、ココまでの結論として、
真ん中のブリーチ剤は脱染効果は【弱い】と言えます、少し明るくはなっていますが、それは【脱染】によるものではなく2番目の画像を見てもらうと分かるように、ブリーチ(メラニン色素の漂白)による感が強いです。結果脱染出来ずに傷みだけ出やすいという事です。
左の強アルカリ脱染剤はしっかり染料も取ります、その分ブリーチ(メラニン色素の漂白)も強烈にしてしまうと言う事です。傷む事確実です。あともハイブリーチ状態になると言う事ですね。
右の酸性脱染剤は2番目の画像で確認したように過酸化水素水の濃度を落とすと、ほとんどブリーチを起こす事無く、脱染はしっかり、されているという感じです。
いかがでしょう?
一般の方には分かりにくい実験でしたが、脱染(人工的につけた染料を取る技術)と
脱色(ブリーチ、髪のメラニン色素を漂白して、明るくする技術)は全く別物で、出来うる限り別に処理できれば理想だと言う事ですね。
その全てはココに↓