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髪の適切な水分量は11~12%と言われています。
ダメージした毛先などは、油断すると乾燥して、バサバサ状態、これは10%を割っている状況ですね。感触も悪いし、髪ももろく、枝毛などになりやすい状況です。やっはり、しなやか状態を保ちたいものです。
では、シャンプー後、濡れた状態にオイルたっぷり、しっとり状態はどうなんでしょう?
はい、更に悪い状態です。
髪は濡れた状態が最も弱い状態です。濡れたまま、半乾きの髪で結んでいたりなんてあんまりお勧めできる状況ではありません。
髪が傷んでいる、しっとり状況を作りたい、ヘアケアも感触重視で、アウトバスに目が行きがちです、もちろん適切なアウトバスは大変効果的ですが、必要以上の湿り感はマイナスに作用します。
決して、髪をふやかしてはいけません。
例えば、アイロンを使う場合も、ミルク系、オイル系を付けすぎると、濡れ感が出ます。
アイロンを当てた瞬間ボワーっと湯気(煙)が出ます、これだけでも髪にはダメージを与えます。
このあたりの感覚は説明しにくいのですが、シャンプー後なら、ほぼ乾かしてしまう、その状況でほんの少量保護剤をつけてアイロン操作みたいな感じです。
またヘアケアでは、
フィルアップローションメントバランサーなどのスペシャルケアに力を入れてください。
アフターのアウトバスに頼ると重くなりすぎます。
トリートメントなどもしっかり目に流すなど加減調整が大事でしょう。
何かを付けると考えるより、どの部分に付けるか、どの程度付けるかの使用法が大事です。
では、適切な水分量(11%)とは、どんな状態か?
健康な髪なら、濡れた髪を綺麗に乾かした状態、この維持生命線がキューティクルにあります。CMCと呼ばれるものがこれになります。このキューティクルとCMC(細胞膜複合体)が正常な髪は疎水性と言って適正水分量を維持できる機能があるのですね。これらが破壊された髪は親水性になり不必要な水分を抱え込みなかなか乾きにくい髪になります。適正な水分の維持ができないのです。乾きにくいし乾くと水分を保持もできない。結果濡れている時なフニャフニャ、ベタベタ、乾いてしまうとバッサバッサ!
ケアの要領としては、濡れた状態で(乾いていたら1回濡らして)適切な保湿剤を付けておきます(乾燥させすぎないように)それをほぼ乾かします。この乾いた状態で、そのまま放置しておくと、すぐに乾燥し過ぎになってしまいますので、すぐにジェルなどを薄くしっかり馴染ませます。(この状態でのオイル系、ミルク系は濡れ感が強すぎます)
そうです、この状態が最も髪はしなやかで健康な水分量の状態です。
この感覚をマスターしてくださいね。