本当に重要なので再度投稿します。初めて見る方はよく読み込んでください。
今までのケア剤は、たんぱく質(PPT)に着目したものが主でしたが、
最近ではCMC(細胞膜複合体)が重要な働きをするという事が分かってきました。
もちろん、数年前から、そこに着目した製品創りをしていた物もありましたし、当店でもかなり前から扱っていした、業務用として、サロンでの施術中に、もちろん使います、パーマの前に、カラーの前に、トリートメントに使用しています。また、ホームケアとしても非常に重要です。
という事で、CMCについて、少し解説します。
まず毛髪は、
約80%のたんぱく質(PPT)と 約5%の脂質(CMC)と 約12%の水分で構成されています。
そこで、先ほども説明しましたが、今までのケア剤は、たんぱく質(PPT)主剤のものが主流でしたが、実はこの、たった5%の脂質、細胞膜複合体(CMC)が重要な働きをするのです。
その図解
簡単な図解ではありますが、
たんぱく質(80%)の役割は
1. 毛髪の骨格となり、強度を維持毛髪の大部分を占めていて、強度、弾力を保つ骨格の役割をします
2. 毛髪内部の保護(キューティクル)鎧の役割をします、
CMC(脂質)の役割は
1. 水分や油分、薬剤の通り道
美容室で使うような薬剤は(パーマ液、ヘアカラー剤)このCMCを通って毛髪内部に浸透します。また必要以上に入り過ぎないよう浸透調整する機能があります。
2. キューティクル、コルテックス細胞同士の接着
キューティクルの剥離、リフトアップを防いでダメージから守り、バサツキを防ぎます。細胞間のクッションとなり柔軟性を与えます。
3. 適正な水分量の維持、
毛髪内部の水分量を一定に保ち毛髪内部から潤いを与えます。
CMCはキューティクルの隙間またキューティクルを覆うような薄い皮のような部位です、毛髪内部へとつながっています。3層からなる物ですが18-MEAなどの内部β層外部β層、タンパクのδ層からなります、
これらが毛髪内部のたんぱく質、水分の流失を防いだりしています。 これ以外の働きもありますが、(上記を参照してください)
いかがですか?
特に、このキューティクル間CMCが非常に大事で、一般的なダメージ感覚、乾燥バサツキ、などの現象に強い影響を及ぼします。ダメージ進行もまずCMCの流失から始まり、ひどい傷みになるとたんぱく質の破壊へと進みます。
髪の補修を考えるときには、まず、たんぱく質の補給と、必ず、CMCの補修補給と必要になってきます。
ですから、普段のお手入れも、傷みが激しい場合は
1. たんぱく質部分の補修
2. 水分補給
3. CMCの補修、補給
この3通りを基本と押さえて、それらを成功させるように、マイルドなシャンプーを使用する。それらを適切な頻度、と傷み状況(場所)に応じた処理の仕方、これが基本だと思います。