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こんにちは、髪風船です。今日は変な質問します。
『ヘアカラーとブリーチ、どちらが傷む?』
は~?って感じですね。
もちろんヘアカラー剤っていろいろありますから、それぞれ違います。
では、一般的な2液過酸化水素水の酸化染料ヘアカラーで考えてください(ゴクゴク一般的なアルカリヘアカラーです)
ん、まだ理解しにくいですか?
(1液がアルカリと色素で出来ています)(2液が過酸化水素水6%の液体です。)
それに比べ、ブリーチ剤は
(1液がアルカリ)2液が過酸化水素水6%)
そうなんです!アルカリヘアカラーはブリーチ剤の1液にパラフェニレンジアミンという色素が入っている物なのです。
で、最初の質問に戻ります。
『ヘアカラー剤とブリーチ剤、どっちが傷む?』
ハイ答えは、ほとんどの方がブリーチ剤が傷む!です。
アナタはどう思いますか????
これにはいくつかの回答があるでしょう。
最も多いのがイメージです、
ブリーチ、脱色、傷みそう!そうなんです、事実傷みます。
ヘアカラーは傷まない???そんな事もないでしょう。やはり明るくするわけですから、傷みますよね、でも、ブリーチに比べたら、傷まないでしょう??そんなイメージ?
でもその真実は・・・・・・なんて大袈裟な事ではないのですが、
ブリーチは髪が持つメラニン色素を破壊します。ヘアカラーはその分人口色素をプラスします。
結果同じ傷みでもハリ・コシが出ます。これはある意味プラス要因です、この特徴をトリートメントとして応用する考え方もできます。
さてさてここからです。
足し算引き算をしてください。
ブリーチがは引き算です。色素入れは足し算です。
もし同じ明るさを望むなら?ベースの髪の明るさ度を5として、希望の明るさ度を10とする、この場合ブリーチを5 起こしているわけです、
そうです、5のダメージがあるという事なんですが、
次にヘアカラーを考えてみましょう。先ほど説明しましたがブラウンでもなんでも色を入れるという事は、明るさが沈む事につながります。少し暗くなる事です、その典型が白髪のおしゃれ染というやつです、ブリーチで明るくして、色素を入れて白髪などを暗くする物です。
もうお分かりですね、上記で説明した、ブリーチとヘアカラーで、
もし同じ明るさを出すと仮定するなら、
10の明るさに持っていいくのに、ヘアカラーの場合は明るさ(ブリーチ)を12に持って行き色を2入れて(暗く)10の明るさを作っているわけです。そうなんです10の明度を望むのに12までブリーチを必要としているわけです。
この計算は色味とか色調といったカラーの部分は無視した計算です、明度のみを考えています。なぜなら髪の傷みはこの明度に比例して行くわけですから。
これからブリーチとヘアカラーでは同じ明るさを求めるならブリーチの方が傷まないという計算になります。
お~っと、突っ込まない突っ込まない、(美容師さん)言いたい事は分かっています。
要は不必要なブリーチはしない考え方が傷まないカラーリングにつながるのでは?またはブリーチを(ほとんど)起こさない色素補給カラーリングは、内部充填という意味で、かなり強いトリートメント効果も期待できるのでは?