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From:内野
「最近発売のメンディングメイドの中で書いていますが、髪の【等電点】って何ですか?」
お客様から、こんな質問受けました。
私たち(美容師)は何気なしに使っている言葉、『等電点』
美容の現場では頻繁に使用する言葉であり、重要な作業でもあります。簡単に言うと、髪のアミノ酸が最も健康な状態のPH(ペーハー)の事になるのです。ペーハーとは、1~14までの酸性からアルカリの強さを示す数値になります、PH7が中性という事ですが髪の等電点は4.5~5.5の弱酸性
ちなみに皮膚表面のPHも4.5~6くらいです。このように体外は弱酸性ですが、体内は7.2~7.5くらいの弱アルカリと反対の数値を示しています、これは血液、体液のPH値が影響しているみたいです。もちろん体内といっても場所により全く違うでしょう。例えば胃液はPH1~3の酸性です。
と簡単に解説しましたが、本題に戻って、、、
参考記事がありましたので記載してみましょう。
日本パーマネントウエーブ液工業組合のホームページより(1部抜粋)
タンパク質である毛髪の等電点は4.5~5.5の範囲で、毛髪タンパク質の塩結合がもっとも強い結合力を発揮し、安定した状態であると言われています。毛髪を丈夫に保持するには、毛髪を等電点に保持しておくことが大切です。なお、毛髪の等電点が弱酸性側にあるのは、毛髪ケラチン中の酸性アミノ酸に由来する酸性側鎖が、塩基性アミノ酸に由来する塩基性側鎖の約2倍の数があるためです。
いかがでしょう?参考記事もかえって分かりずらくなってしましました?
要は、髪は弱酸性PH45.5~5.5の状態に置いておいたほうが良いですよというお話でした。
実際にどんな状態の時強く意識しないといけないか?
美容現場では絶対です、パーマ、カラー、縮毛矯正などの薬剤はアルカリ処理する事はほとんどです(すべてではありませんが)さらに、自宅で石鹸シャンプーなど利用されている場合などもアルカリなので必ず等電点に戻す処理をするべきでしょう。
これを意識しないと、髪は膨潤したまま、キューティクルは開きっぱなし。当然、毛髪内部成分の流失も起きやすいし、色素退色も激しくなります。感触もバサバサ、カサカサしたものになります。
特に、ホームカラーしている方は、必ず意識したい等電点、カラーとはワンセットで実行してください。またホームカラーだけではなく、美容室でパーマ、カラー、縮毛矯正などした場合も意識してください。美容室で完璧にやられているところは大丈夫ですが、もし、、、で、なければ直後のシャンプー時に自分でやる事も必要かも知れませんね。
いかがでしょうか?今回は『髪の等電点』のお話でした。
PS、
自分の髪は自分で守りましょう。パーマ、カラー、縮毛矯正、そのあと、1週間は等電点への集中補修さらに、施術時に使用する過酸化水素に除去も忘れずに、その為の補修剤が出ました。
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