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ご希望に幅広く対応します。
From:内野
今日の記事は髪風船と長いお付き合いのあなたなら、過去に何度も聞いた内容かと思います。復習の意味もかねてお付き合いください。
さて、どんな事?
わたしたちにとっては当たり前すぎるような事なんですが、これが実際は誤解されている、そして間違ったやり方をして、失敗するという事になってしまいます。
今最も多い質問かもしれません。それは、、、
「染める」の誤解
今美容室で平均的に最も多い施術種目はヘアカラーなんですが、それもグレーカラー(白髪染)ご存知のように今や逆三角形の人口ボリュームゾーンになっています。パーマ種目などは完全に伸び悩みですが白髪染はほとんどのお店で多くなってきています。
それと同時に市販ヘアカラーも伸び続けています。問題はここです、セルフでカラーする時に、しっかり理論を理解してやらないと、思い通りにできないという事なんですね。
そして今回の内容は、お客様とお話ししていて感じる事がカラーの事を理解せずにセルフカラーをしているという事。
あなたが、ヘアカラーしているのなら、これ、結構大事な話だと思います。
髪を明るくする行為には必ず、ブリーチが必要。
黒く色を入れるだけなら、全くブリーチを起こさない、カラーバター、カラートリートメント、へナ、マニュキアなど傷まないカラー剤は多くあります。でもその全てが、明るさは望めないという事です。ただ、色を入れるだけ。髪を明るくするというのは、すべてブリーチの仕事なんです。
たとえ、白髪染めでも、黒染めでも、過酸化水素水の2液が使われているアルカリヘアカラー剤は全てブリーチ剤と同じです。ここをしっかり認識してください。
よく、「ヘアカラーはしているがブリーチはしていない」と、イヤイヤ!2液を使った一般ヘアカラーはブリーチ剤の中に色素を入れたものなんですね。髪のメラニン色素を分解明るくしてそこに希望の色素が入るそんな理論。白髪染も全く同じ、ブリーチ剤に色を入れているだけです。だから明るさが望めるんですね。さてここまでは、理解いただいたと思います。
問題はここから、
一般ヘアカラーは髪が傷むから(ブリーチが効くから)ヘナ、カラーバター(カラートリートメント)ヘアマニュキア等で髪を染める。そうですね、髪の傷みが気になる方は大いにお勧めします。傷みの元凶はカラーにあり!、いつも私が言っているフレーズです。
ところが、染めていると黒くなってくる、、、それもライトブラウンなど明るめで染めても暗くなる、「どうして?」本当に多い質問で誤解されている部分です。そしてしっかり理解してもらいたい所でもあります、もちろんご存知の方にとってはごく当たり前の事ですが、まさに「染めるの誤解です」
ライトブラウンに染めるは、この場合ライトブランの色を付けるという事ですが、ベースが明るい髪(または白髪)にライトブラウンを載せるとそれなりにライトブラウンになるでしょうが、黒色にライトブラウンでも黄色でもどんなに明るい色を載せてもただの黒です。
いやいやそれだけではありません、色を付けるという事は今より暗くなります。たとえ明るめの色でも色が重なれば暗くなってきます。ベースが明るめのブラウンになっていたのにライトブラウンを入れるとさらに暗めの色になります、これを続けるとどんどん黒になっていくという事です。ヘナなんかでも続けていくとどんどん真っ黒になってきますよね。
この場合明るくしていきたい場合は逆に付けた色を剥がさないとといけないという事、これが脱染という作業になります。または当分は毛先は染めずに自然退色を待つかです。
色を付けるという事は暗くなる事(どんな明るい色でも)、明るくするという事は色を取る事(脱染)これが基本理論ですが、ここでもしっかり理解してください、脱染とは人工的に付けた色素を取る事、脱色(ブリーチ)は髪のメラニン色素を分解して髪自体を明るくする事、
PS,
いかがでしょう?
色々余分なことまで説明しているので分かり難くなってきたかと思いますが、明るく染めるとはブリーチの仕事で、色を付けるカラーの染めるというのは、たとえ明るい色でも暗くなる事だとご理解ください。
ここは実践編です
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