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損傷毛修復、補修
2018.07.07 19:14
縮毛矯正毛にパーマかけて失敗!

From:内野

縮毛矯正していますか?

まさかとは思いますが、
カールがほしいからと言って、
普通のパーマをかけたりしてないでしょうか?
(かけようと思っていないでしょうね?)

実は、本当に多い失敗事例なんです。最近何件も同じような失敗事例の相談が続いています。こうなったものをきれいに創る事は大変です。だって乾かしてもカールは出ずにボサボサになるだけ・・・

事例も含め解説していきます。しっかり理解してくださいね。

質問:
コールドパーマをかけました。くせ毛で縮毛矯正かけています。くせ毛のせいかボワッとした感じでぼさぼさでうまくまとまりません。何か方法はないでしょうか?又くせ毛にはデジタルパーマが最適なのでしょうか?コスメパーマというものもありますがどうでしょう?

回答:
まず結論から申し上げて、コスメパーマもコールドパーマも同じ理論です、薬品の違いだけです。

一般の方には非常にわかりずらい事かと思いますが、
パーマには、
薬品だけで処理していくウェットパーマ
途中、乾し形成するという行為が入るドライパーマがあるとご理解ください

ウェットパーマとは:コールドパーマ、ストレートパーマなど1液で髪をやわらかくしてカールなりストレートなりに形成、その後2液と呼ばれる固定剤で形を決めるものです。通常のパーマ、呼び名も種類やり方で色々ですが所詮同じ理論です。

それに比べ
ドライパーマは:1液で軟化処理した後、必ず熱で乾かしながら(アイロン、ブロー、発熱カーラー)形成する作業が入ります。そののち2液処理という流れになりますが、乾かす事により再現性が高まり形状記憶パーマなど呼ばれているものがこのパーマになります。
デジタルパーマ、縮毛矯正がこの種の施術法です。

> くせ毛のせいかボワッとした感じでぼさぼさでうまくまとまりません。

うまくまとまらないと言う事はヘアケアだけの問題ではなく、癖、傷み感が強く出ている事ですね。普通のパーマは濡れている時はウェーブは出ますが、乾くと癖が勝ってしまいますので、ボサボサになりやすいです。また縮毛矯正している髪なら、パーマ液がついた時点で縮毛矯正は解除され、かえってくせ感、傷み感が出てしまします。この場合はデジタルパーマであるべきです、

また、縮毛矯正をして毛先デジタルパーマ、⇒デジタルパーマを取ってストレートに戻したい。
コレもストレートパーマではいけません必ず縮毛矯正です。

本当に同じ失敗相談が絶えないのです、これは理論の問題で技術の問題ではないから、どんな優秀な美容師がやっても失敗の確率は高くなります。

補足:(過去の記事より)
ストレートパーマと普通のパーマは同じ理論です、ウエット状態のまま、まっすぐにして2液(固定)処理をするか、ロッドに巻いてカール状態で固定処理をするかの違いだけです、それぞれ形状記憶力は弱い(乾くと地髪の状態が出てくる)

それに比べて
縮毛矯正とデジタルパーマなどは同じドライパーマです、まっすぐ【乾かして】固定するか、カール状態に【乾かして】固定するかの違い。コレが形状記憶パーマ(ストレート)です。

この様に理論的な明らかな違いがありますね

では、最初の問題に戻ります。

縮毛矯正された髪に、パーマ液をのせた時点で矯正は解除されます。ただのパーマになってしまいます。くせ毛の方はボサボワくせ毛が出てきます、傷んでいる髪は乾くとチリチリが出ます。ごくごく当たり前の現象なのです。そうならないためにも縮毛矯正している方はドライパーマの部類(デジタルパーマ、エアウェーブ、コテパーマ)を選択してください。

コレこそ縮毛矯正のカール版ですね。

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