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From:内野
サロンオフィスより・・・
傷んだ髪はヘアケアで治るのか???
本音で答えましょう。と言いながら表現って難しいですね、「治る、直る、修復、補修」非常に曖昧です。
もちろん辞書で調べると詳しく書かれてはいますが。何気に使って誤解与えるような表現でもありますよね。
今回はお客様から最適な質問いただいたので、参考に解説してみましょう。
では行きますよ。②の質問を注目ください。
>数日間 ハイダメージ3点セットを使用してます。確実に効果を感じてます。
>そこで疑問
①フィルアップローションを5分以上つけてドライヤーで熱を加えた後は まだパサパサしていて正解ですか?OMCプロで乾かした状態でも しっとりしてなくて正解ですか?
②ジェルをつけた後はばっちりしっとりまとまりますが、このお手入れを続けていると髪の毛本来の改善がされて行くのでしょうか?それともローションやジェルをつけている時だけの改善ですか?
・・・・・・
この「改善」という言葉が難しく感じます。どこまでを改善という言葉でとらえるか?直るという事を意味しているのか、良い状態に創る事を意味されているのか、まさに修復、補修などのような漠然とした意味に感じてしまいます。簡単に「ハイ、改善します」と言えば済みそうですが、なかなかプロの感覚が邪魔します。
では丁寧に回答します。
質問にお答えします。
>①フィルアップローションを5分以上つけてドライヤーで熱を加えた後は まだパサパサしていて正解ですか?CMCプロで乾かした状態でも しっとりしてなくて正解ですか?
フィルアップローションは高濃度ですから乾かすとバサバサします。全く問題ありません。余剰成分が表面に残っている状態です。CMCプロは原液ですか?2倍液ですか?付ける量が少ないかもしれません。量を多くしたり原液で試したりして調整してください。慣れると、しっとり感も出す事が可能になります。
>②ジェルをつけた後はばっちり、しっとりまとまりますが、このお手入れを続けていると髪の毛本来の改善がされて行くのでしょうか?それともローションやジェルをつけている時だけの改善ですか?
ここは本質を説明します。改善とは?という事になるかと思います。
まず、髪の毛の細胞は死滅細胞(角化細胞です)一旦、傷んだものが元の傷んでいない状態に戻る事はどんな事をしてもあり得ません。
これが真実です。
毛髪のダメージとは髪に本来あるべきタンパク質、CMC(細胞膜複合体)の破壊流失をいいます。よって代替えとなるタンパク質、CMCを補給する事で、疑似的に健康毛に近づけていく事です。また保湿効果を高めるようにしたり、キューティクルの浮き上がりを修正したりする、これを改善と言いますが、これらは全て疑似であり、決して本来のタンパク質と同化する事はありませんし、元の健康毛に戻る事ではありません。シャンプーと同時に徐々になくなってきます。よって定期的なケアは続けるべきです。髪を疑似的に綺麗な状態に創って、それを維持していくと考えるのが正解です。
逆にこれをしないと髪はさらに傷みを進行させます。と同時に傷んだ髪は元には戻らないわけですから、今後、パーマ、カラーなどで傷めない事が最も大事な事です。これを予防美容と言います。
このような事を理解してヘアケアを頑張れば、例え疑似的でも髪は綺麗になって行きます。いずれ本物のきれいを手に入れる事が可能ですよ。
P.S.
髪質改善するのに最適な方法はこれでしょう。
↓
https://kf-shop.ocnk.net/product/85