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縮毛矯正 失敗(ビビリ毛)美容室での修正技法 実験KAMIFUSEN SALON
ビビリ毛を直す実験技術です。
縮毛矯正、デジタルパーマの失敗でビビリ毛、それも最高に傷んだ状態、これをどう克服修正できるか、にチャレンジしてみましょう。微妙な技術ですが、お付き合いください。まずは、ほやほやのビビリ毛見てください。
さらにUP
もう、ぐちゃぐちゃです
実はこれスタッフが作ったのです、これやりすぎでしょう
では、はじめます、少しは髪を丈夫にしてからじゃないと、作業できませんから、フィルアップローションを吹き付けました。
ウワーッ テロテロベタベタ、これ触れないよ
でも、どうにか乾かさないとね、ふーっ
これからが本番です、薬品塗布
使用薬品は、
前処理でフィルアップローション(ケラチン蛋白)
還元剤 スピエラクリーム(プチロラクトンチオール)(酸度2)
アルカリトリートメントとチオ還元剤のMIX(チオ濃度約2%)(アルカリ度数1)
毛髪強度補修剤 バウンスビー
2液酸化剤 過酸化水素水
修正技法はブロー法です、
以上を使って修正していきますが、その全ての基本になるのは、やはり指先の感覚です。伸ばすときの技術に関してはそのテンション、温度はまさに細心の注意を払っての作業になると思います。この画像見ていただけで疲れてきました。
さて、この場合はもうスピエラに頼むしかないでしょう
スピエラの事は50年ぶりのパーマ革命、こちらで詳しく説明しています。
特徴はなんと言ってもPH3~の薬品でパーマを掛けることができる、完全な酸性で全く膨潤させる事無く還元力があるのはこのスピエラだけです。ここまでひどいテロテロ毛は「スピエラクリーム」が1番安全です。
以下は液体のスピエラとスピエラクリームをMIXして柔らかく付けやすくしています。この画像で塗布後10分くらいたっています。さすがスピエラです、全く溶けたりトロケ感はありません。でも毛先は触るとビローンと伸びます。
そこで毛先だけバウンスビー原液をつけました。これで強度低下を防ぐのと、軟化ストップです。
上下に分けているのは、W還元、アルカリ軟化のテストをする為です。
上はスピエラのみです、
下はスピエラ15分経過後、アルカリトリートメントでチオ濃度を薄めたアルカリ剤追加塗布してみました。熱などによる蛋白硬化、またブリーチされていないような髪の場合はこのアルカリによる軟化は大事なんです。
最終的には上下とも20分のタイムです。テストチェックは3~4本を指先で、かる~く、しごく様に髪の凸凹を感じるように、常にチェックです!凸凹が無くなったらOKです。
放置時間時間、何分?と言うのはありませんデリケートな髪の状態ですので、触った指先での感触ですね。
さて、薬品の流しです、とにかく髪は柔らかくなっています、丁寧に柔らかく水流のみでしっかり流す感じです。トリートメント仕上げで上がりです。タオルドライも丁寧に押さえるだけです、髪はクチャとしています。このままで櫛も通せません。
そこで登場、毛髪強化剤です。
バウンスビーを水でほぼ2倍に薄めています。これを吹き付けると髪がピシッとなり櫛が入ります。
これからいよいよ、修正矯正ですね、
私は完全ブロー法です、アイロンは使いません。温度管理が大事です、乾かす時は完全ノンテンションです、少しでも引っ張るとビビリが出ますからね、温度が高すぎてもビビリます。乾かす時はまずワンパネルづつノンテンションで丁寧にブローですドライヤーの温度も中温で乾かしていきます、ある程度乾いてきたら、高温に上げて、きちんとまっすぐな状態にテンションを軽くかけてきれいなストレートに仕上げます。
注意点は濡れているときは本当に柔らかく熱にも弱いです、(毛髪)温度は60度以下で乾かします。それ以上の温度になると蛋白変性を起こします。まっすぐにして乾かすというイメージです。絶対に引っ張るテンションはかけてはいけません。乾くにしたがって、髪は強くなりテンションにも熱にも強くなってきますので、徐々に徐々にきれいにしていくという感じですね。
それでブローがが終了したのがこれです、フ~ッ
正直ここでもまだ安心できません、乾かすまで、本当にビビリが取れているのか分からないのです。乾かすとガサガさが出てきたりするのですね。
次に2液処理、
過酸化水素水1%を使用します。通常は1.5%ですので水で少し薄めます、髪が弱っていますので、過水の刺激を弱める為です。
5分の2度付け
後は流して終わりです。サ~どうなる事やら、仕上げの画像をUPするのが怖いです!
ビビリ毛修正の仕上がり画像です、
まずはビビリ毛↓
以下は2液処理後、乾かした状態です。(仕上がり)
どうにかうまく行ったみたいです。
でも、完全に傷んでいる髪には違いありませんから、油断すると簡単に、傷みヨレが出てきます。
ホームケアもしっかりする事は絶対条件です。
≫髪がひどく傷んでいる、どうしたら良いの?チリチリ、ビビリ総集編(関連ブログ)